私はアイドル大野智を嫌いになれない
私にとって、
「嵐 休止発表」よりも、
「発端は大野智さん」というサブタイトルの方がずっと辛かった。
15周年で、迷いはもう無い、とぐしゃぐしゃの泣き顔で言っていた彼の姿はもう浮かばなくて、どんどん私の中の大野智の輪郭がぼやけていってしまって。
嵐が休止することは20周年の異様に詰めたand moreで何となく予想は出来ていたし、いつ聞いても良いような覚悟はしていたけど、彼だけが表舞台に立たなくなるなんて想像もしてなかった。
正直何度も心の中で彼を責めました。
2017年からのアイドル活動はどんな思いでやってたの。
何で「未完」を歌ったの。
休止なんて期待を持たせるくらいならいっそ、とも考えました。
そのくらい、大好きな人からのグループを辞めたい、という言葉が、重くて仕方なかった。
こうやって文字にしてみるとウワ~~~~~ダル重~~~….と我ながらドン引きだしお前大野智の何なの?と言われてしまうのはわかっているのですが、その時の私はとにかく情緒不安定でした。
気を紛らわすためにロックを聴いても泣き、ディズニー映画を見ても泣き、美味しいご飯を食べても泣きました。
当然大野くんを責めても全く気は休まらないし、むしろ休みたいとやっとの思いで言えたであろう大野君を、心から応援できない自己嫌悪で心の中はいっぱいになりました。
彼にとって、「良いファン」でいることができない自分が嫌だったのかもしれないです。
-
発表直後の記者会見。
たくさんの記者に囲まれる大野くんは、びっくりするくらいいつも通りで。
遠回しに彼を傷つけるような質問にもひとつひとつ、丁寧に答えていく彼を見て、ああもう追い縋れないな、と心底感じて、たくさん泣きました。
一切迷いがない彼の言葉に、揺るがない意思が見えてしまって。
大野くんはもう戻ってこないんだ。
「巻き起こしちゃいますか」と言った彼を無視して、勝手に決めつけて子供みたいに駄々をこねてわあわあ泣いて。
それでも私は大野くんからの言葉が欲しかった。
今言えるはずはないのに、「待ってて」とか「必ず戻ってきます」とか確証を持てる言葉が聞きたくて。
嫌いになりたくなかったから。
-
記者会見のあと、会員限定動画を見ました。
思ったよりも和やかな雰囲気でしたが、大野くんだけ明らかに表情や声色が違って、どこか自信なさげ。
これは完全に私の妄想ですが、大野くんはまだ、私たちに正面切って向き合う覚悟は出来てないんじゃないかな。
世間に向けた自分の気持ちや決意は発信しているけれど、明らかに私達だけに向けた言葉はまだ無いです。
発表から今に至るまで大野くんの態度は凄く誠実だし、ファンのことを無視しているなんて訳では無いけど。
私たちに今の大野智をありのまま伝えるのは勇気がいることで、きっと怖さもあるんだ。
それに気づいた時、私は初めて自分が我儘で、勝手だったと自覚しました。
大野くんのことを見ようともしていなかったんです。
そもそも今回の決断自体彼にとって辛くないはずはないし、周りにどんな風に言われるかも分かっていたはずなのに。
既に重い荷物をたくさん背負っている大野くんに、私はこれ以上何を求めていたんだろう。
-
この一週間、ずっと大野くんのことを考え続けて少しだけ自分の中で答えが出ました。
私は大野くんが大好きです。
一人一人にファンサをしてくれる。
ファンの子って呼んでくれる。
みんなは六人目の嵐ですって笑ってくれる。
「会えてよかった」って言ってくれる。
色んなものをくれた彼が、私たちに振り向いてくれるまで待ってあげたい、待ちたい。
もし向き合ってくれた時には、どんな言葉も笑って受け止めてあげたいんです。出来れば力強く背中を押してあげられるくらいに。
まだ完全に前を向けてなんかない。
やっぱりアイドル大野智が一時見られなくなるのは寂しいし怖さもあります。
いつ戻ってくるのかわからないし、何十年後まで何もアクションが無い可能性だってある。
だけど、20年以上、私たちへ溢れるくらいの愛をくれた大野くんのために出来ることは、待つことしかないと私は思ってます。
今すぐに彼の決断を受け止めることができなくても、幸いまだ時間は十分あるし、自分の中の葛藤と闘いながらゆっくり大野くんと一緒に消化していきたいです。
残り二年、大野くんを泣きながら追いかけていこう〜〜〜!!!!!
あといっぱいグッズ買おう。
ARASHI BLAST in Hawaii(通常盤) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: (株)ジェイ・ストーム
- 発売日: 2015/04/15
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (3件) を見る
ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」(Blu-ray通常盤)
- 出版社/メーカー: ジェイ・ストーム
- 発売日: 2018/06/13
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る